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スコットランド旅行記2005
2005年 5月 5日(木)〜

2005年 5月 5日(木)

さあ、アイラ島2日目。今日は朝からあいにくの雨。それもしとしと降る感じではなく、けっこうしっかり降ってます。
今日の予定は午前中にカリラ蒸留所を見学して、その後フェリーでジュラ島へ渡ります。そのフェリーが天候によっては欠航になってしまうのでちょっと心配ですが、まあその時はその時で考えるとしましょう。

で、腹が減っては戦は出来ないということで朝ご飯。スコットランドの旅の楽しみの一つ、スコティッシュ・ブレックファースト。
まずはポリッジ(オートミール)をいただいて、その後にベーコン、ソーセージ、焼きトマト、マッシュルーム、目玉焼きの盛り合わせ。
それとおなじみの薄〜いトーストをたっぷりの紅茶と一緒にいただきます。本当に元気の出る朝ご飯です。

さて、腹ごしらえが済んだらいざ出発。ボウモアの町からカリラまでは車で30分程。蒸留所についても相変わらず外は雨。
蒸留所見学を案内してくれたのは、けっこう年配の男性、というかおじいちゃん。ただでさえ英語は得意でないのですが、年配の人の英語はいっそう聞き取りづらいです。トホホ...。

1時間余りの見学を終えてお楽しみの試飲の時間。運転があるのでちょこっとなめるだけ。
思い返せば初めてアイラを訪れた6年前、ここで試飲したカリラの美味しかったこと。当時のスタンダードな15年ものだったのですが、
本当においしかった。それ以来もっとも好きな蒸留所の一つです。

カリラを後にするといよいよジュラに向かいます。カリラから車で10分ほどのポートアスケイグ港でフェリーを待ちます。
小さなフェリーに10台ほどの車をびっしり詰め込むと出発です。
目の前に見えている島に渡るのでほんの15分ほど。港を離れてしばらくしてから振り返るとカリラの蒸留所が少しづつ小さくなっていきます。

さあ、ジュラに到着です。
一路蒸留所のある町(?)を目指しますが、文字通り一路しかありません。

な〜んにもない荒野の真ん中の一本道をひたすら30分ほど 走るとジュラ最大(!)の町、クレイグハウスに到着。
島最大の町だけあって大いに賑わいを、全く見せていません。
あるのは蒸留所と小さなホテルと1件のコンビニだけ。ちなみにコンビニとは言ったものの当然24時間営業じゃなく、私が着いた時は昼休み中でした。

し〜んと静まり返った町に聞こえるのは風の音と蒸留所の脇を流れる小川のせせらぎだけです。
まさに時間が止まってしまった町のようです。

このゆったりした時間の中にもっと浸っていたかったのですがフェリーの時間があるので戻らなければなりません。
次回はジュラで1泊したいものです。

港に戻り乗ってきたフェリーでアイラに戻るとその景色がさっきまでと全然違って感じられました。
アイラは何もない静かな島だと思っていましたが、ジュラから帰ってみるとずいぶん人の気配と言うか、営みのようなものが強く感じられました。ボウモアの町に戻ってみると何だか都会に来たような感じさえしました。
そして、さっきまでいたジュラがなんだか幻だったような錯覚におちいります。

さて、現実に戻ったところで次の目的地に向かいます。
以前アイラに来たときの心残りはジュラに渡れなかったこととキルコーマン蒸留所です。
聞きなれない名前だと言う方も多いと思いますが、アイラに建設が予定されている新蒸留所です。2002年にこの噂を聞いて新蒸留所探しに出かけたのですが、そのときは影も形も見当たらず空振りで帰ってきたのです。
今年は建設が始まっていると言う情報があるのでリベンジです。

蒸留所の建設予定地キルコーマンはブリックラディ蒸留所の北西にあたります。
車1台がやっと通れるほどの道を走るとそれらしい建物がありました。ここがキルコーマン蒸留所です。

彼女が案内してくれました。

ポットスチルやスピリッツ・セーフも設置済み。下の骨組みだけ出来ている建物はキルン(麦芽乾燥塔)になるそうです。
6月のアイラ・ウィスキー・フェスティバルで蒸留所のオープニングをすべく、急ピッチで準備を進めているそうです。
新しいウィスキーの誕生が楽しみです!!

注)その後、2005年6月に蒸留所はオープンし、蒸留も開始されたそうです。とは言え、飲めるようになるのはまだ先.....。

今年もスコットランドを大いに満喫しました。
そして、春のスコットランドは子羊の季節でもあるんです。そこらじゅう可愛い子羊がいっぱいです。






そういえば、その晩食べた「子羊のミントソース」おいしかったなぁ〜。



今宵はシングルモルトというチケットを片手にブラウンジャグからスコットランドへ旅立ちませんか?
旅の行程はアテンダント(バーテンダー)にご相談下さい。




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